PDRサイクルとは?解説します

経営・マネジメント

こんにちわ!~こなブロ~です。

PDCAサイクルはもう終わった・・

私のような40代~50代の世代にはショックな言葉かもしれません。

コロナ禍で急速な変化が生まれ、今までの概念が覆されています。

PDCAサイクルを仕事の基本としてきた人はショックですが、PDCAサイクルがもう時代にそぐわないと言われ始めています。

本日はPDRサイクルについてわかりやすく解説していきたいと思います。

PDCAサイクルはもう古い?

なぜPDCAサイクルが時代にそぐわないのか?

結論から言うと“PDCAサイクルでは今の急速な変化に対応できない”

これが最もたる理由です。

PDCAサイクルのP(計画)がどうしても中長期的なものとなってしまい、DO(実施)⇒C(検証)⇒A(修正)このプロセスでは時間がかかりすぎてしまうという事です。

わかりやすく言うと

PDCAサイクルでは

小回りが利かない

短期的な問題に対応できない

“時間をかけて大きな成果を追いかけている間に、世の中は別のステージに変化する”

いわゆるタイムマネジメントから考えても非効率だという事です。

※タイムマネジメントは「時間」の効率化によって生産性向上を果たす事

今注目されるPDRサイクル

変化が激しい現代。

新しく提案されているのがPDRサイクルです

P=Prep(Preparation):準備

D=Do:行動

R=Review:評価

最初から計画を立てないというもの。

“地図を捨てコンパスを持つ”考え。

起こりうる変化に対し、準備(P)をし、行動(D)する。準備が正しかったかを評価(R)する。

準備を評価して、準備段階でどこが間違っていたのかを把握することによって、最高の行動を行う

これがPDRサイクルです

個人の仕事の成果については今までは計画を立てて、実行し、検証し、修正し、次の計画につなげてスパイラルアップさせていく。

この考え方がいわゆるPDCAサイクルでの仕事のスキルアップ、マネジメント。

時間がかかり、小回りの利かないこのPDCAサイクルより

変化を予測し、準備し行動する。準備を評価して、最高の行動を行うPDRサイクルの方がタイムマネジメントの点からも現代に適していると言えます。

PDRサイクルを用いると、PDCAサイクルよりも早く、簡単に、仮説検証を行うことができます。

個人のスキルアップに関しても、PDRサイクルで細かい世の中の変化に対応し、小さな成果を多く積み上げていく方が、効率的にスキルアップできると考えれます。

分かりやすく言うとPDCAサイクルは大きな成功を狙いにいく。

PDRサイクルは小さい成功を沢山積み上げていく。

この違いがあると思います。

PDRサイクルは点でなく線で考える

小回りが利き、スピードを持って小さな変化へも対応できるPDRサイクル。

このサイクルの怖さも理解しておかなければなりません。

それは、どれだけスピーディに変化に対応して仮説検証を繰り返しても、競争が激しくなりすぎてしまえば十分な成果(収益)を上げる事ができないという事です

例えば、YouTubeが急速に伸びてきたので自分も参入を決める。

一見、PDRサイクルで急速な変化に対応しているように思われますが、これでは単なる後追いでしかありません。

重要なのは社会全体のパターンを見抜き、的確に未来を予測し、先回りできるかという事です。

目の前の点でなく、社会全体の変化の流れを1本の線として捉える。という事です。

ここを前提としてPDRサイクルを回さないと意味がないと言えます。

例えば、今日のグーグルやappleはこの社会全体の変化の流れを1本の線として捉えながらPDRサイクルでビジネスを拡大してきたと言えます。

間違いなく、世の中の急速な変化は今後更に加速します。

PDRサイクル。

自分の仕事にどう活用できるかです。

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