飲食店が5年で7割潰れる理由

経営・マネジメント

こんにちわ!~こなブロ~です。

コロナ禍で飲食業の経営が厳しいと言われていますが、それは今に始まった事でなく、コロナ禍以前から飲食店は5年で7割潰れると言われていました。

本日はその理由について私の見解を書いていこうと思います。

飲食店がなぜ長続きしないか、一番の理由はそもそも経営者の能力がない人が起業するからです。

結論から言うと職人と経営者は別人格です。

最も多いパターンで言うと和洋中問わず、料理屋で修業し独立するというもの。職人としての技術を習得できれば独立できるか?答えは全くNOです。

職人と経営者は別人格で職人として80点の実力があっても経営者として20点の実力であれば大抵失敗します。

立地が良く、美味しいものを提供し、良い接客をしていればお客さんが来てくれると思って開業する。それでは駄目です。

自分が最高の料理を作って、お客さんに提供する。これは経営ではない。

最高の料理を提供できる仕組みを提供できるかが経営です。

経営者の視点で言えば、事前の事業計画。飲食で言えば具体的な売上、FLRコストの予算、利益シュミレーションは当然のこと人・モノ・金・情報・数値のマネジメントができなければなりません

例えば、開業時にどれだけの事前広告、今では必須のSNSでの発信の準備ができていますか?

よくあるパターンですがオープンしてフタを開けてみるとお客さんがほとんど来店されない・・慌てて駅前でチラシを配る、店の入り口にボードを立てて誘引する、おすすめ等のチラシを店のガラス面に掲示する、SNS関連の掲載を始めるOR業者に依頼する。こんな感じではないでしょうか?

経営者の視点が欠落しているからこういった事前の広告やSNSでの情報発信の重要性も見えていないのです。

当然、人の管理も甘く教育、育成もできない、在庫管理も情報管理も甘いので結果利益が出せず、金の管理もできない・・閉店廃業といった感じです。

別に20代で起業し、失敗する経験が欲しいのであれば良いと思いますが、現実、“こんなはずじゃなかった”と路頭に迷う人が大半ではないでしょうか?

実際、1年で3割、5年で7割、10年で9割が廃業する。数字が物語っています。※2020年直近データ

ではどうすれば良いか?答えは職人の技術と別軸で経営者としてのスキルも上げていけば良い。※別に職人としてのスキルが無くても経営者としてのスキルがあれば成功できる可能性は十分ある。

人・モノ・金・情報・数値のマネジメントを学ぶ。それも勉強でなく実践で。

これが継続した経営が可能となる手段と思います。起業を考えている方は、今一度自己評価してみてください。

店経営が継続できない思わぬ落とし穴・・

売上不振以外に店経営が困難になる理由として多いのが経営者の体調不良です。

これが結構多い・・会社・企業のデータで2020年1月~11月だけで代表者の死亡で149件、(前年比29.5%増)、体調不良120件(前年比41.1%増)が理由で廃業しています ※データ元:東京商工リサーチ

上記データは会社ベースですが飲食業では体調不良での廃業をよく耳にします。

例えば、居酒屋を開業し、朝の仕入れ、仕込み、営業、片付けと睡眠が毎日3時間ほどしかとれなく体調を崩した・・

長時間の立ち仕事で腰痛が悪化の一方・・

常連さんとの付き合いもあり、営業しながら飲酒を毎日していて肝臓の調子が良くない・・ほんとよく聞く話だと思います。

営業しながらの飲酒などは長年の経営が困難になるのは当然。開業当初に営業中の飲酒は絶対にしないなど絶対のルールを決めていなければなりません。

いわゆる飲食店を経営する場合、自己管理能力も問われるのです

これだけ大変な飲食店経営ですが私の友人でも10年以上結果を出して存続できている成功者もいます。

やりがいのある仕事である事も事実、今一度前向きに考えていきましょう。

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