こんにちわ!~こなブロ~です。
先日、娘の1歳の誕生日にケーキを買おうと近所の洋菓子店へ。
私も商売しているので空気感でわかるのですが・・
夫婦で経営されてるみたいなのですが、お客さんも少なく、苦労されているのが表情からも伝わってくる・・
商品もホールケーキが1個、ショートケーキが5種類くらいで全部で20個ほどしか並んでおらず、泣く泣く1個あるチョコのホールケーキを買って帰りました。
食べてみると“悪くないやん”。味は悪くないけどあれではお客さんの足も遠のくなあ・・
商売している側は気づかないかもしれませんが、経営が厳しいのがお客さんに伝わるとどんどん悪循環に入っていきます。
本日は近所の洋菓子店から見える事を書いていこうと思います。
個人の洋菓子店が倒産ラッシュ
ここ数年、個人経営の洋菓子店が次々潰れているというニュースを聞きます。
背景には人件費、原材料費の高騰、コンビニや専門店を中心とした競合が増加。
消費者の嗜好の変化でケーキやプリンの消費が減少などが理由にあげられています。
ケーキ、プリンでここ10年で10%減
※帝国データバンク
確かにコンビニのスイーツの成長が著しく、1個だけでも気兼ねなく買える。味も相当レベルが上がっている。わざわざ洋菓子店へ行く理由が無くなっている。
昭和から平成にかけて町の洋菓子店は、子供の誕生日や親せきや友人宅を訪れる際のお土産の需要などで売上を作ってきた。そういった需要な年々下がり続けている。
個人の洋菓子店が潰れる様々な理由はあげられますが、本当の理由はマーケティングをしていない。
これが最もたる理由であると思う。
チラシを作る。ホームページを作る。新商品を提案する、シュークリーム等低価格商品を提案する、値下げする。これくらいの対応しかしていない。
消費者の需要やマーケットが変化する中、そもそも今までのやり方を変えず生き残れる訳が無い。実際、専門店でネット予約のみ、曜日限定で営業、SNSで独自のプレミアム感や世界観を提案しているお店は繁盛している。
個人の洋菓子店では職人気質の人が多く、マーケティングについて鈍感。また生活感や苦労している部分がお客さんにも伝わってしまっている。
売れなくなってきたので作る量を減らす。生活が厳しくなっているので奥さんの表情が曇る。明るい接客もできない。まさに悪循環になっている。
町の洋菓子屋さんが潰れる理由は環境の変化でない。ニーズをくみ取れるマーケティングをおろそかにしてきたからであると思う。
昔ながらの街のケーキ屋さんには、機械化された中で作られる単調なコンビニ商品よりも、幸せを届けるような温かみがある。
頑張って欲しいな。
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