こんにちわ!~こなブロ~です。
本日は大手出身の人の転職が上手くいかない理由について書いていこうと思います。
先日、飲食店を3店舗経営している方の話で
「大手チェーンから転職してくる社員は仕事ができない」
魚を捌かせても全く駄目で、接客レベルも低い。
こういった話を聞く機会がありました。
なぜ、大手で働いてきたのに仕事ができないのか?
飲食業を例にして言えば
大手では
・仕事を補ってくれるシステムがある
・仕事をする仕組みが確立されている
・問題が発生してもカバーできる組織がある
大きくはこういった理由が原因で中小や個人の飲食業では通用しないのです。
中小や個人経営の飲食業では食材を一から仕入れし、素材から料理まで全て完成させないといけません。
接客に関してもマニュアル的な接客でなく、個人に合った柔軟性ある接客が求められます。
大手の場合は食材は最後の仕上げの調理だけすれば良い。
接客もマニュアル化に沿ったものであれば良い。
この差が大手と中小、個人経営の飲食の差です。
現場での実力は中小、個人経営の飲食の人の方が圧倒的に上なのです。
また、大手出身の人は過去の売上の規模、成果を上げてきた数字の大きさ等から「自信とプライド」だけは高いのです。
この「自信とプライド」これが
一から学ぼうとする姿勢を無くしてしまうのです。
大手時代に成果を上げられたのは自分の実力ではなく、会社のブランド力、会社のシステム、仕組みによってもたらされたものと認識すべきなのです。
一般企業でも同じこと
飲食業の例を説明しましたが、これは一般企業においても同様です。
大手出身は自信とプライドは高いが仕事の能力は偏っています。
大手出身の人は
・スピード感のミスマッチ
会社の指示を待って仕事をする傾向が強い。
・スキルのミスマッチ
大手出身は複雑な意思決定、優先付け、組織設計、工程改善、組織コミュニケーションが得意でゼロから工程を作り上げることや新しい方向性や作業を創造していく力は欠けている。
こういった形で
大手出身=仕事ができる訳ではない。
この説明に至ります。
大手出身が転職する際のポイント
大手出身の人が仕事ができない訳ではありません。
当然、中小、個人経営の人が経験できないことを多数経験されて来たと思います。
私も一部上場企業で管理職を経験してきたので理解できます。
メンタルのスイッチを変えて強みを生かせば良いのです。
最後に大手出身の人が転職する際のポイントを書いて終わります。
・過去の実績、プライドは捨てる
「一から学ぶ姿勢を持つこと」
郷に入れば郷に従え。
その中での成長を目指すこと。
・大手での強みを生かす
システムの活用、仕組みの提案、組織設計、工程改善、コミュニケーション改善
こういった強みを生かすことがポイントになります。
私も大手の管理職の出身で、退職して思うのが
「自分は本当に実力が足りない」
会社のブランド力があるからこそ、仕事で成果が出せたことを痛感します。
一方、その経験を生かし、ゼロから学ぶ姿勢があれば大きく飛躍できるとも思います。
参考になれば幸いです。
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