こんにちわ!~こなブロ~です。
部下は褒めて育てる!
とにかく褒める!
よく耳にする言葉ですが、
本当に正しいのでしょうか?
本日は
「褒めて育てる」論から
「リーダーシップ」論にまで飛躍して
書いていこうと思います。
結論から言うと
「褒めて育てる」では一時的な効果しか生み出せません。
「褒めて育てる」
この考えは捨てた方が良いと思います。
では解説していきます。
褒めて育てるは間違っている
「褒めて育てる」論を推奨している人の多くが
「マズローの法則」を引き合いに出します。
マズローの法則とは、人間の欲求は5段階で構成されており、一つの欲求が満たされれば、もう一つ上の欲求を持つようになる。
褒めて承認されることで人のモチベーションは上がり、成長していく。
こういった法則です。※引用説明を添付しておきます
マズローの欲求5段階説とは? 知っておくべき心理の法則 – STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
だから褒めて承認することで人が育つというのですが、この考えには中毒的な要素があり、褒められるために、承認されるために頑張るという考えです。
本来は
「目標を達成する為に頑張る」
でなければならない。
その為に
「本人の自立性、自発性から行動するもの」
でなければならない。
褒められて頑張るでは、褒められないとモチベーションが湧かない人になってしまう。
褒めて育てるはその人の可能性を止めてしまう恐れがあるのです。
「褒めて育てる」が成立する関係には、上下関係が明確になっており
上下関係が前提
=そもそも対等な関係ではない
=同じ目標に立ち向かえる同志ではないということです。
スーパーマン店長は長続きしない
褒めまくって全員をやる気にさせて短期で結果を出し、颯爽とその場からいなくなる。
スーパーマン店長と言われる人が使うテクニックですが、長続きしません。
※スーパーマン店長=短期間で劇的に数字を変える店長
どの業界でもスーパーマン店長と言われる人はいますが、上下関係を上手く利用し、周りの人を褒めて承認しまっくって短期的に成果を上げる。
このような人が大半です。
※一部中身も伴う、本当のスーパーマン店長も存在しますが・・
確かに褒めることは瞬発的な効果は期待できるため、短期的な結果にこだわれば有効な手段ではあると思います。
しかしながら、継続性を持たせた人材の育成にはつながらない為、継続した結果は出せません。
余談ですが、スーパーマン店長を経由して出世する人は、大半すぐ怒るパワハラ気質の上司になります。
マネジメントの本質を理解していないので、本質的に強い組織、チームは作れません。
褒めまくって一時的に取り巻きが鼓舞し、短期的に出せた成果を武勇伝として語るだけしかないのです。
対等な立場でお互いを認め合う
では褒めずにどう人を動かせば良いのか。
それは
「相手の能力を心底信頼し、
相手を認めること」
ここが本質になります。
褒める事で自分の手下を増やすのでなく、認めることで自立したプロを育てるように相手を尊重し、相手を本気にさせなければならないのです。
相手の強みを見出して、
その強みを尊重し、
同じ高い目標を共有し、
目標に向けて自らの意思で、
その強みを最大限発揮してもらう。
モチベーションに主体性を持たせる。
これが「褒めて育てる」に代わる最高の相手への接し方であると確信しています。
お互いを認め合う基準
相手を認めることが最も大切である。
そのお互いを認め合う基準は
高い目標、やり遂げようとすることが共有できている人。
ここに尽きます。
アルバイトや新入社員ではその境地には至らないとは思いますので、「認め合う存在」にはならないですが、いずれそういった関係になって欲しいという姿勢で接することも大切です。
相手を認める上で注意しなければならないことは期待のあまり、期待にそぐわない結果が出た時に感情的にならないことです。
認めるということは、常に冷静沈着に信頼を寄せ、見守ることも必要なのです。
今後のリーダーシップの在り方
「人を動かす」とは相手を認め、本気になる人の連鎖を仕掛けること。
主体性を持って自分事として動く。
いわゆる
本気になる人を増やし、つなげていくことがリーダーシップの本質であると考えます。
長々書いてきましたが
以上になります。
参考になれば幸いです。
私は褒めてくれる人より
私を認めてくれる人と仕事がしたいと思う今日この頃です。
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