無駄な情報は排除し、強みを伝えること。あるべき店舗経営の情報発信とは

ビジネススキル

こんにちわ!~こなブロ~です。

スマフォ中心の生活が浸透し、便利になる一方、スマフォに次々にやって来る通知にストレスを感じる今日この頃。

その情報量たるや膨大なものになってきています。

総務省が公表しているデータによると2002年と2020年を対比すると、インターネットの情報量は18年間で約6000倍にもなっています

私たちのスマフォ中心の生活は、もはや精査するにも困難な情報量が日々流動しています。

必要な情報だけを精査し、汲み上げることをキュレーションと言いますが、大半の人は脳が自然とその作業をしています。

自分にとって無駄な情報はどんどんスルーしていくわけです。

本日は

お店がお客さんに対して発信する情報

これについて書いていこうと思います。

発信側は気づかない無駄な情報

店舗経営と言われるものには様々あります。

コンビニ、スーパー、飲食店、美容関連、通信関連など

結論から言うと

情報量が膨大な今。

無駄な情報発信は排除し、店舗が持つ強みに絞って発信すること

しかしながら

無駄な情報が羅列され、本来伝えるべき事が伝わっていない

これが実態です。

これはリアル店舗、ネット店舗の情報発信に共通する問題と認識しています。

無駄な情報?

私はセブンイレブンを経営しているのでコンビニでの無駄な情報発信の例を紹介します。

2月の節分が近付いていくるとどこのコンビニでもこのような張り紙を目にします。

「恵方巻予約承り中」

年末なら「冬ギフト」「クリスマスケーキ」「年賀状印刷」「おせち」などの予約もアピールしている店舗が多くあります。

恵方巻で解説します。

セブンイレブンにおける2月全体の売上に対する恵方巻の売上構成比は0.3%です。

わずか0.3%しかありません。

なのに、どのお店も店舗の目立つ所に大体的に「恵方巻予約受付中」とアピールしているのです。

売上構成比0.3%の商品に全力を注いで情報発信しているのです。

99.7%のお客さんには無駄な情報。

お店のオーナーに聞くと

「昔から慣習的にやっている」との事

世の中の情報量が大きく変化する中、発信内容は昔のまま。

無駄な情報発信を排除し、強みに搾った情報発信ができていないのです

セブンイレブンの強みはお弁当、麺類、パン、デザート、揚げもの等のデイリー商品が美味しいこと。

新規商品もデイリー商品だけで毎週40アイテム前後発売になります。

こういった強みを優先的に情報発信すべきなのです。

これはコンビニに限ったことではありません。

飲食店の店内も同様

・殆ど需要が無いのにテイクアウトできます!の張り紙

・ラーメン屋でソフトクリームの商品のポスター

・過剰なおすすめメニューの張り紙

・従業員募集の張り紙

無駄な情報だらけです。

先述したように直近18年で情報量は6000倍なのです。

ほとんどの情報発信はスルーされます。

そのお店にとって一番伝えるべき情報は

そのお店にしかない強みです。

商売の基本は無駄を省き、強みを尖らせること

まずはお店を見渡し、無駄な情報を全て撤去しましょう。

そして一番の強みは何なのかを考え情報を絞り、お客さんに発信していくことです。

無駄な情報を排除し、一番伝えたい強みを情報発信していく

情報量は更に加速していきます。

発信する側の戦略が重要なのです。

参考になれば幸いです。

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