年上の部下との接し方。実力主義の現代には必須のマネジメント

ビジネススキル

こんにちわ!~こなブロ~です。

昇進したのは嬉しい。

けど先輩が部下になるのか・・

私も管理職時代経験したことがあります。

数字が達成できていない先輩を叱責するのも気が引ける・・

注意すべきとわかっていても注意しにくい・・

酷い上司になると、年上の部下の代わりに新人の部下を叱責する。

年上の部下を扱えず、チーム内がバラバラになる。

最悪の状況です。

人材紹介会社のロバート・ウォーターズ・ジャパン㈱のアンケートデータでは55%の人が年上の部下を持ったことがあると返答しています。※同社に登録がある社員数346人でのアンケート

当然、年功序列の社会が終わりを告げようとしている現在、年上の部下を持つことが当たり前の時代になってきています。

年上の部下との接し方

結論から言うと

敬意を持ち、配慮はするが遠慮はしない

目標を共有できれば年齢は関係ない

解説していきます。

社会変化が生み出した嫉妬の矛先

ご存じの通り、昔は階級社会、身分社会でした。

私の40代においても就職当時は学歴社会、年功序列といういわば階級に近い社会構造がはびこっていました。

時代と共に社会が変化し平等社会、実力主義、成果主義へと構造が変化し、今では年齢という特権が無くなり、「部下が年上」こんな事が普通になってきました。

「男の嫉妬ほど怖いものはない」

耳にしたことがある言葉ですが、男女問わず嫉妬の矛先は昔は階級や身分、学歴、年功序列という仕組みにしか向かわなかったのですが、現在の実力主義の社会ではこの嫉妬の矛先が上司に直接向くことが多くなりました。

「なぜ、この人が上司なんだ!」

上司の立場からすれば部下の嫉妬までを受け止めるスキルが求められる時代なのです。

年上部下へは能力よりも人望

年上の部下が何を求めるのか?

それは「仕事のスキル」でなく「人望」です。

年上の部下からすれば、自分の上司に仕事の能力があっても人柄が悪ければついていきたくない。

人柄が良くなく、人望が無い年下の上司の場合、仕事が苦痛にしかなりません。

年上の部下の嫉妬に対抗しうるのは「人望」だけなのです

年下の上司に求めるものはできる奴よりも、いい奴かどうかなのです。

結論、年上の部下を持つ場合、「人望」を重視した方が、組織・チームは上手く機能します

3つの先輩には敬意を持つ

年齢が上というだけでなく、社会人には3つの先輩がいると言われています。

この3つの先輩の定義と接し方を理解していれば年上の部下との接し方も理解できます。

①人生の先輩⇒年齢が上

②職場の先輩⇒社歴が上

③役職の先輩⇒役職についてからの歴が上

この3つの先輩のどれか1つにでも該当すれば、敬意を持つべきなのです

敬意を持つとは

①敬語を使う

②さん付けで呼ぶ

③意見を尊重する

年上の部下も当然、3つの先輩にあたります。

敬意を持って、敬語を使い、さん付けで呼び、意見を尊重するのです。

配慮はするが遠慮はしない

年上の部下へは敬意を持つ。

それだけでいいのか?

敬意を持つだけでは駄目です。

敬意があれば配慮ができる。

しかし、遠慮はしてはいけない。

これが大切です。

配慮とは=心を配ること。気を遣う事

遠慮とは=言葉や行動を控えること

年上の部下へは

配慮は必要だが、遠慮は必要ない。むしろ遠慮はするな

これが重要なポイントです。

具体的には

今やっている事を否定するのでなく、目標と現状のズレを遠慮なく伝えるという事

目標と現状のズレが無くなってくれば目標に同じく向かえる

そうすれば年齢は気にならず仕事ができるのです。

まとめ

年上の部下との接し方。

参考になりましたでしょうか?

改めて整理すると

①敬意を持つ。(敬語・さん付け・意見尊重)

②配慮しながら遠慮せずにコミュニケーションをとる

③年上の部下と共通の目標を持つ

敬意を払いつつ、目標へのズレへは遠慮せず

今後のマネジメントの参考になれば幸いです。

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