こんにちわ!~こなブロ~です。
コロナ禍も終盤。
コロナ禍で受けたダメージにより、各企業、個人経営に至るまで、仕事の仕組みを大きく見直すことが求められています。
経営者は合理的に会社や店舗の仕組みの改善を迫られてるのですが、この「合理的」という考えを誤ると大きな失敗を招きます。
本日は「正しい合理的判断」というテーマで書いていこうと思います。
「合理的」「合理性」とは
①目的に合っていて無駄のない様
②道理や論理にかなっている様
辞書にはこう示されています。
無駄を省き、論理に沿って。
“生産性をとにかく高めるんだ!”
“とにかく無駄を省けば良い!”
こんな事を言っている経営者をよく見かけます。
この考えだけでは本質を見失う危険性があります。
例えば大容量の方が安いお酒を購入する場合、経済的という視点では間違いなく合理的と判断できますが、健康という視点では決して合理的とは判断できません。
こういった事は仕事を行う中でも多々あります。
最近で多いのがリモートでの会議。
経費や時間の抑制という視点では合理的と判断されています。
一方、本来の目的を達成する為に必要な組織やチームの意思統一という視点では合理的ではなく、ダイレクトコミュニケーションが合理的と判断されます。
DX化での省人化も同様です。
とにかく人件費抑制の為に人を減らすだけを合理的と考え、従業員のやりがいや働く環境を無視すると離職率は上がるのではないでしょうか?
必要な人まで辞めてしまう危険性。
合理的は絶対ではないのです。
最も正しく「合理的」「合理性」を判断するには
合理性は絶対ではないと認識し、柔軟性を持って謙虚に修正する姿勢が必要なのです。
その姿勢で実践に臨めば、問題が発生した時に修正ができます。
合理性はそもそも100%絶対的なものではないのです。
人間が本来必要とされる傾聴、思いやり、感謝、共感、伝達、謙虚さ。
これらを忘れず、100%には絶対ならない合理性を1%でも上げていく。
この考えが正しい「合理的」であると言えると思うのです。
私もセブンイレブンを経営していますが、人件費上昇に伴い、省人化を迫られています。
その際に作業の効率化を示す際には、働くスタッフの休憩スペースを見直し、より良い環境整備を同時に行う。
特に成果を上げている従業員には別途手当を付けてあげる等、評価基準を示してあげる。
何より、成果が上がれば承認してあげることが大切だと認識しています。
「合理的」「合理性」が求められる時代だからこそ正しい理解が必要です。
生産性を上げることだけが合理的手段と考えては駄目です。
「合理的」「合理性」は多角的に捉え、修正する姿勢が大切です。
参考になれば幸いです。
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