こんにちわ!~こなブロ~です。
少子化が進み、人口が減少。
周知の事実ですが、2050年で日本の人口は9500万人まで減少の予測。
当然、人手不足の問題は深刻化していきます。
店舗を経営されている方は働くスタッフの定着率を上げていきたい。
しかしながら、アルバイトを採用しても1年と持たず辞めてしまう。
パートアルバイトが雇用されて1年以内で辞めてしまう率は23%。
4人採用して1人は1年以内で辞めてしまう。
※令和2年厚生労働省データ
個人の店舗まで合わせると雇用1年以内で辞める率は50%くらいなのではと思います。
私もセブンイレブンに23年携わっていますが、セブンイレブンでは雇用したパートアルバイトの約半分が1年以内に辞めています。
本日は
「アルバイトを定着させるポイント」
このテーマで書いていこうと思います。
「面接」「初期教育」「動機付け」
結論から言うと
パートアルバイトを定着させるために必要な事は3つ
①採用時の面接
②初期教育
③仕事への動機付け
この3要素。
この3要素を正しく実施すれば確実に定着率は上がります。
しかしながら、この3つができていないのも事実。
自分のお店ではできているのか?
改めて確認してみて下さい。
採用時の面接は極めて大切
そもそも論ですが、定着できそうな人を採用していない。
すぐ辞めてしまいそうな人を採用している。
まず、仕事への適性。
意外とこの部分で間違った採用をしている所が多いです。
人間、仕事への適性は向き不向きがあります。
「真面目そう」
この理由だけで採用していないでしょうか?
接客が必要な仕事なら、お客さんとしっかりコミュニケーションが取れる人なのか?
挨拶は元気よくできるのか?
手際の良さが必要な仕事なら、機敏に動ける人なのか?
面接時に本人は「できます」と必ず言います。
では実際その場でやらせてみてはどうでしょう?
「いらっしゃいませ」と声を出させてみるくらいは簡単にできます。
また、そもそもの条件で長期勤務が困難な人を採用していませんか?
大学生なら3回生や4回生を採用している。
どう考えても勤務ができて1年~2年です。
同じ条件なら進路が決まっている高校生、1回生、2回生を採用すべきです。
すぐ辞めてしまうのは
主体者の惰性から採用してしまうからなのです。
数多く取って5人に1人が残ればいいや。
この考え方は今いるスタッフへのモチベーションの低下。
仕事の生産性の低下を招きます。
ちなみに経費面から考えると
求人媒体を1か月使うと5万円前後。
初期の研修費で2万円。
無駄な採用をしてしまうとこれら経費は全て無駄です。
その仕事に向いている人なのか?
長期勤務は現実的に可能なのか?
できる事は面接時に実際やってみて確認する。
惰性と妥協の採用を辞める事がまず必要です。
初期教育を見直す
ほとんどのお店では過去からの初期教育の仕方が同じです。
10年前から全く同じやり方というお店もあると思います。
1年で仕事の仕方も確実に変っているはずです。
研修内容は定期的にアップデートしなければならない。
経営者、店長、マネージャーは従業員教育に最も労力をかけなければならない。
実際は計画性もなく、適当に手の空いている従業員に任せてはいないでしょうか?
初期教育の具体的な改善策としては
・計画的に教育内容をアップデートしていく
・習得状況確認シートなどを使って確認していく
・3日間の教育が終われば経営者、店長、マネージャー等が本人と面談し3日間での状況確認、本人の感想などを必ず聞く。
過去の延長の初期教育からの脱却。
もう一度初期教育の内容を全て見直す。
非常に重要です。
仕事への動機づけ
初期教育が終われば終了。
これではパートアルバイトの定着率は上がりません。
ここからは普段の仕事での動機付けが必要になります。
最もわかりやすく言えば
「責任ある仕事を任す」
これに限ります。
何も責任を与えず放置しないことです。
・具体的な販売目標を持たせて取り組ませる。
・お店や売場のディスプレイを任せてみる。
・長所を褒めて高い目標を持たせてあげる。
・新人の教育を任せてみる。
責任を持たせることは考えれば沢山あります。
放置せずに動機づけを継続行っていくことです。
私もセブンイレブンを経営していて思いますが
パートアルバイトの定着が上がらない原因はトップの惰性だと思っています。
「面接」「初期教育」「動機付け」
この3つにもう一度向き合う事で確実にパートアルバイトの定着率は上げれます。
今後の人手不足改善のきっかけになれば幸いです。
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