こんにちわ!~こなブロ~です。
本日はセブンイレブンについて書いていこうと思います。
日本でセブンイレブンが創業して早48年。
※企業30年説なんて言われる中、
※企業が30年存続する確率は5%と言われています。
セブンの売上は年間で5兆円を超え、いまだ成長し続けるガリバー企業です。
※セブン-イレブンの売上推移 昭和49年~令和元年
出典元:セブン-イレブンHP
私がセブンのビジネスに携わって21年になりますが
なぜこれだけの成長を成し遂げ、今も成長し続けられるのかについて、深堀りしたいと思います。
先日スターバックス社、アップル社の成長について読んだ本に
“成長し続ける企業のヒント”が書いてあったので紹介します。
“スターバックスが売っているのはコーヒーではない。スターバックスが売っているのは家庭でも職場でもない第3の空間である”
“アップルが売っているのはコンピュータでない。人の可能性を束縛から解き放つツールなのだ”
こんな一説があり、
この一説から読み取れたのは
“コト発想で、未来のスタンダードを創る”という事。
スターバックス、アップル、セブンイレブンにしても、成長し続けている企業にはこの考え方があると思いました。
それを踏まえ、セブンイレブンは何を売っているのだろう・・
改めて考えてみました。
私が経営する
セブンイレブンが売っているのは
おにぎりやパンでない。
“顧客にとって安心、感動を感じれる
価値ある商品である”。
その価値ある商品を
最大の利便性に乗せて売っている
これが私の出した答えになります。
しかしながら、“コト発想で未来のスタンダードを創る”という考えだけでは企業は成長できない。
それには、その考えを具現化するイノベーションが必要。
成長してきた企業は、それを具現化する為にイノベーションを起こし続けてきたと言えます。
まさしくセブンイレブンは価値ある商品を利便性に乗せて提供する為に、イノベーションを起こし続けてきた。
それは今も継続されており、いまだ成長している理由であると思います。
セブンのコールドチェーンという常識を超えた仕組み
セブンの商品が感動を与えるくらい美味しいのには理由があります。
ここで1つ紹介しておきたいセブンのイノベーションが“コールドチェーン”という仕組みです。
価値ある商品を提供する為には、使う素材の品質、維持が絶対条件。
セブンでは、鮮度の良い野菜をサラダやサンドイッチに使う為に、畑で収穫されたばかりの野菜を、その場で低温度で保管しています。
その低温度を維持したまま配送車に乗せて各工場まで届け、工場でも低温度で管理、加工しお店への配送も、お店での販売も低温度で管理しています。
この生産から販売まで一貫した温度管理を「コールドチェーン(低温物流網)」といいます。
コールドチェーンは100ある1つのイノベーションの例ですが、価値ある商品を生み出す為に、常にイノベーションを起こし続けているから、成長し続けるのだと思います。
ローソン、ファミマがセブンに追いつけない理由
・なぜローソン、ファミマがセブンに追いつけないのか?
結論から言うと、セブンは顧客にとって価値あるものを追求し続けている事に対し、ローソン、ファミマはセブンに追いつき、追い越す事が目的となっているからと思います。
私は21年セブンのビジネスに携わってきましたが、正直ローソン、ファミマを意識した仕事をしたことは一度もありません。
“競争相手に負けない商品を作る”は
顧客にとって何の意味もない。
この言葉は私も15年指導を頂いた鈴木敏文氏(元セブンイレブン会長)がよく口にされていたものですが、
競争相手を中心とした考えの二番煎じはイノベーションは起こせない。
これがローソン、ファミマがセブンに追いつけない最もな理由だと思います。
長々書いてきましたが、
セブンは何を売って成長してきたのか?
それは顧客にとって価値ある商品である。
それを実現する為には?
イノベーションを起こし続ける事である。
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