こんにちわ!~こなブロ~です。
最近特に「コンサルの人の意見では・・」
よく耳にします。
確かにコンサル業に携わっている方は優秀な人のイメージはありますが、少々依存し過ぎではと思うのです。
結論
経営戦略は経営者、幹部社員が考えなければならない。
その戦略が思いつかず、コンサルに依存するようでは、そのビジネスは決して成功しないと思うのです。
皆さんいかが思いますか?
本日はコンサル会社の正しい使い方について書いていこうと思います。
細分化が進むコンサル業界
外資系ではマッキンゼー、ベイン、日本国内ではアビーム、野村総研などトップクラスのコンサル会社は非常にハイクラスなキャリアのイメージがあり、実際そうだと思います。
最近ではコンサル業界も多岐に渡り、以前のような総合コンサルでなく、戦略系、IT系、シンクタンク系、医療系、監査系、SEO系、人材育成系、新規事業系、財務系、企業再生系など多岐に渡る分野でのコンサル会社が存在します。
細分化する事でより専門性も増し、ディープなコンサルを依頼できるように進化しています。
それに呼応して、会社、個人ですらコストに糸目をつけなければ「まずコンサルへ依頼」という形へ流れています。
コンサルが優秀だとは限らない
私の経営するセブンイレブンを例にすると
経営カウンセラー(OFC)と呼ばれるお店への経営指導を担当する本部社員が全国で1500名ほどいます。
しかしながら、実態としてお客さんから評価されるお店を店長としてオペレーションできる社員は1500名のうち恐らく10名程度だと私は認識しています。
私の意見として、これは他のコンサルも同様。
コンサルタントになる為の勉強をしてきてコンサルタントになった人がほとんど。
実際、現場に立って自ら実践できる人は10%もいないのが実態なのではないでしょうか。
経営者にはアドバイスするけれども、自分が経営者になって実践はできない。
提案は正しい。
しかしながら、肌感覚で伝わらないので実現性に欠ける。
自分が経験し、達成してきた人が本来、コンサルティングすべきなのです。
コンサルが優秀、正解とは限らないのです。
人材育成からの逃避
特に最近は経営戦略までをコンサル会社に依頼する経営者が多すぎる。
ひどい会社では起こる問題は全てコンサルに丸投げしている様です。
あくまでやろうとするビジネスのフレームワークをコンサルに依頼する。
完成度を高める為に助言してもらう。
こういった形でコンサルを活用すべきで、肝となる具体的戦略や戦術は経営者、幹部社員が考えなければならない。
本来は人材育成のパイプラインを作って
サクセッションプラン(後継者育成プログラム)として期間を決めて、自らの会社で自らのポジションの仕事ができる人を育成しなければならない。
これが正しい問題解決の筋と考えます。
自社で解決できる体質を作る事
あくまでコンサルからはフレームを頂き、より完成度を上げる為の助言的役割として活用すべきなのですが、考える前にコンサルに答えを求める。
コンサル側も報酬の為に決して拒まない。
一番の問題は自社で解決できる体質を作る事なのに、相互関係により、その本質を見失っているのです。
コンサル依存の体質が会社の永続性を失わせている。
今一度、経営者、幹部社員の方はコンサルの使い方を見直すべき時期なのではないでしょうか。
経営者、幹部社員は自分で学び成長する意識で問題解決に立ち向かい、活躍できる後継者を育成しなければならない。
これが答えなのではないでしょうか。
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