アルバイトが辞める理由。主体者が理解しなければならない事

マネジメント

こんにちわ!~こなブロ~です。

パートアルバイトさんの定着は店舗経営において最重要課題とも言えますね。

人手不足は今後確実にやってきます。

アルバイトが辞める日の1位を皆さんご存じでしょうか?

なんと初日です

それもダントツでです。

飲食業ではアルバイトの退職する日の上位

1位:初日

2位:2日目

3位:3日目

1か月以内で退職する確率50%

凄いデータです。※経営コンサルデータ

飲食業に限らず、全ての業態で同様。

本日はアルバイトが辞める理由と主体者が理解すべき事について書いていこうと思います。

辞める理由は不満でなく不安

アルバイトが最も初日で辞めるとの事ですが理由としてはその職場に不満があるからではありません。

不安だから辞めるのです

上記にも書いたように初日に最も辞める。

これは初期の教育、コミュニケーションができていない事を示します

アルバイトに採用された人は心のどこかで

“このアルバイトで本当にいいのかな”

“人間関係はどうなんだろう”

“店長はどんな人なんだろう”

このような不安を抱えて初日出勤しています。

以上を踏まえてアルバイトを採用した際の初期対応として

◆本人の趣味、学校の事、休みの日の過ごし方など本人に興味を示してあげ、コミュニケーションの量を意識して接してあげる。

◆簡単な仕事から教える、始める。

◆初期は短時間から始める。通常5時間のシフトでも2時間以内で終える。これを1か月ほど続ける。

◆初期教育はできるだけ、その店舗で一番の立場の人が教える。

オーナー、店長、マネージャーが初期は教育し、別スタッフに教育を丸投げしない。

◆教育する内容を統一する。教える人によって違う事が無いようにする。

◆焦らせず、できた事を褒めてあげる。

お店のこだわりはしっかり伝える必要はありますが、心のゆとりを持たせる事を心がける事が大切です。

怒ることからは何も生まれない

オーナー、店長、マネージャーと店舗の主体者はアルバイトに対し決して怒ってはいけません。

会社の管理職も同じですが、怒っている人を見て皆さんは何を感じますか?

怒っている人=軽蔑の認識なんです。

怒っている人を見ると軽蔑してしまう。

これはアルバイトでも同じです。

すぐ怒る人についていこうとは思いません。

怒りからは何も生まれない。

まず主体者は怒ることを辞める事

怒る=醜態をさらしている認識を持つことです。

特に10代、20代世代は怒られる事が非常に苦手です。

怒られ慣れていない分、すぐにメンタルも崩壊します。

また不機嫌も同じです。

店長がいつも機嫌が悪い。

これも怒るのと同様です。

不機嫌な人がいつもいる職場は不安の助長でしかありません。

怒ること。不機嫌。駄目です

10代、20代の価値観は一度受け入れる

私は現在46歳になりますが、結論から言うと今の10代、20代のアルバイトスタッフは能力も高く優秀です。

恐らく私が10代、20代だった頃より仕事の覚えも良く、優秀だと思います。

一方、自分の価値観を大切にしており、その価値観を曲げない傾向が強いです。

飲食店経営の友人から聞いた話では、まかないのご飯も自分が食べたくないものは箸もつけない。

言い方を変えれば協調性が無いとも言えますが、それもこの世代の価値観です。

ファッションや趣味なども同じで自分の価値観を大切にしています。

主体者は10代、20代の価値観を一旦受け入れ、理解を示した上で自分の意見、提案を示す必要があります

主体者は自分の考えを押し付けず、一旦相手方の意見を受け入れる事が必要です

自分の考えを押し付けられる=働きたくない環境と言えます。

主体者は全体の潤滑油になる

店舗経営において主体者はチーム全体の潤滑油になる必要があります。

個人に固執して

“お気に入りのアルバイト”“

”嫌いなタイプのアルバイト”

こういった自分の好き嫌いでアルバイトを選別せず、チーム全体のいかに潤滑油になれるかを考え行動、言動を考える必要があります

“店長に嫌われているかも”

これはアルバイトが感じる不安理由でも、退職する理由でも多い要素です。

新人アルバイトの不安を軽減する為にも、初期は他のスタッフの仲介となって積極的に自己紹介する場を設けてあげる。

趣味や特技など共通点があるスタッフとコミュニケーションを取らしてあげる等工夫が必要です。

スタッフ同士の揉め事も同様です。

潤滑油になり解決できる方向に向けてあげる。

新しいアルバイトスタッフには特に気をつかってあげましょう。

自己の成長と相手の成長を考える

主体者は

怒らない。

相手の価値観を受け入れる。

全体の潤滑油になる。

“理解はできたけど簡単にはできないですよ”

その通りです。

だからマネジメントする人は成長し続けなければならないのです。

言うなれば自己の成長とともに相手の成長も誘ってあげる。

私の考えですが、アルバイトを最も定着させる方法は相手の成長に寄り添ってその手助けをしてあげる

仕事の成長だけでなく、人間としての成長も

主体者が成長し、相手方の成長も誘える環境が最もアルバイトが定着化する答えだと思います

アルバイトの定着率が高い職場。

参考になれば幸いです。

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